植物の生存戦略
    2024.4.23  

理科や生物で学ぶように、動物と植物には様々な違いがあります。

 

基本は動けば動物、動けないのが植物と認識されてきたようです。

 

この認識は、古代人類の頃からとされます。

 

 

植物は動けませんから、繁殖繁栄には植物ならではの戦略があります。

 

植物が生きるためには、水や太陽が必要であり。 

いかにして太陽の光を浴びるかが生存戦略となります。 

 

多くの人が知っている、花などの向日性はその端たるものでしょう。

 

 

多くの樹木は上に伸びますが、

 

周りに何もない時と他に木がある場合では様子が異なります。 

 

他に木がある場合は、その木よりもより高く伸び太陽を浴びるように

どんどんと上に成長していきます。 

 

 

樹木が密集していれば、混み合い光が当たらず枯れてしまう筈ですが

そうはなりません。 

 

樹木は互いの様子を見極めて、必要以上に他の木に

食い入ることはしないのです。 

 

各々の樹木の葉は重なり合うことなく、また他の木に侵攻することもなく

樹木と樹木の間には空間(=ギャップ)が出来ます。

 

互いに遠慮して成長していくのです。 

まるで目があるかのように周囲を見ています。

 

これはクラウン・シャイネス運動と呼ばれるもので、

 

木と木は接触しないことを言います。 互いに忌避行為をするのです。

 

 

森を見上げると、必ず隙間ができている。 葉と葉も重なり合いを嫌います。


樹木は隣に木がある場合、互いに譲り合い大きな空間を占有します。

 

他方の木を追いやったりはせず、影響を受けない方向に成長します。

 

下の木は4列ですが、それぞれ譲り合い大きな木群を形成しています。


並んで植えられた樹木(=奥の木)は、互いを認識しあい

上方へと伸びていきます。

 

葉により太陽光が遮られる部分は葉を枯らし、体力を温存します。

 

手前の木も太陽光の当たる幹は太くなりますが、バランスを取っており

 

他方の幹も枯れることはありません。

 

建物の横に植えられた樹木は、日の当たらない部分の葉は

生長することはありません。

 

 

あらゆる動物は同一個体から進化して分化していますが、

植物はそうではありません。

 

また、人類(=およそ400万年~)よりも古い起源をもちます。

数十億年の単位です。

 

 

動物には動くがゆえに、目が必要です。

 

植物は動きませんが、何らかの方法で周囲やらを感知していると思われます。

 

植物の行動は摩訶不思議で、まるで見ているような行動に驚かされます。

 

動物は生存のために動きますが、動けない植物もまた

確固たる生存戦略をもって生きているのです。