大館市というところ 2020.9.27
過疎が進む山間の町
日本海からも太平洋からも遠く離れた山間の町が、大館市です。 人口は減少の一途で、かつて7万5千人都市で秋田県第2の都市でしたが、市町村の合併が進み現在は県内、現在は6万9千人となり 県内13市の人口では5番目の市になります。 しかしながら、生活圏の実態はもう少し広くて、小坂町(4700人)北秋田市(30000人弱)を合わせ た10万人規模が実質の人口生活圏になります。 これは、同じ秋田県の中にはあまり見られない現象です。 13市の内人口が3万人以下の市は7市ありますので、秋田市、能代市、大館市、横手市が元々の都市で、大山市、由利本荘市は合併による 都市です。 なお現在は横手市が人口第2都市ですが、平成17年に大規模合併をしており、4万人が11万人(現在は8万5千人)と増加しています。 昭和~平成17年までは、大館市は間違いなく秋田県第2の都市であったと言えます。 都会の人は横手は知っていますが、大館の地名は馴染みが 無いようです。 なお、合併後でも面積では大館の方が広いです。 大館市も、隣の町を吸収したので面積はだいぶ広くなりました。 全国で、39番目(913㎢)の広さがあります。 秋田市、盛岡市、仙台市、 京都市よりも広い面積となっています。 東京23区の面積は627㎢ですから、23区の1.5倍くらい広いのです。 大館市はビジネスホテルが多いです。 大館市は秋田市からは遠くて(列車特急で1時間半程度)、どちらかといえば青森県の弘前が近いです。 近いといっても50キロ以上ありますが。 横手や湯沢、由利本荘は他県のような感じがします。 それほど離れています。 何をするにも、泊りがけで来る必要があるのです。 学生のスポーツの対外試合も例にもれず、宿泊は必須なのです。 大館市は温泉が多いです。 それが為に、自宅の風呂は全く使っていないと言う家庭も多いです。 銭湯のようなものですが、200円から350円程度で入浴ができます。 お湯は基本的に熱めです。 41度から44度程度が多いです。 銭湯ですが、露天風呂が有ると所もあります。 日本最大級のの木製ドーム(ハチ公ドーム)があります。 きりたんぽ祭りは有名です。 どこから来たのかと言う位人が集まります。 スーパー、コンビニ等駐車場が広いです。 普通のコンビニでも30台は余裕。 スーパーだと、数百台の所も普通にあります。 昔の商店街はシャッター通りになっているので、日常の買い物はスーパーで間に合います。 大館市は、かつての城下町です。 城は焼け落ちて無く、城下町の面影は地名でしか知ることはできません。 市役所は、かつての城跡である高台にあります。 大館市は、北秋田地方の中心都市です。 秋田の北の認識はだれもがそう思うところ。秋田以北での中心都市というスタンスは変わりません。 現在の大館市は人口も少なく産業もない極々普通の町なのですが、 繁栄期の大館を知る人は、違った感覚で町を認識しています。 ネットでこんな記事を見つけました。 大館市のある北秋田地方を都会に例えると、大館市は東京、隣町の鷹巣は群馬との記事がありました。 ビルもマンションもありませんが、 地元の感覚=評価を良く言い当てていると思います。
田舎ではありますが、田舎ではないと言う感じがある町です。 半世紀前のことですが、上京してきた母が「すごい田舎」と当時住んでいた世田谷区の桜上水を揶揄していました。 近年埼玉県や千葉県に住もうと物件を探した時期がありましたが、あまりの田舎に驚きました。 沿線沿いの町は不便で、それこそ未だに昭和と感じました。 それを鑑みても、「大館は東京」というのは、強ち間違いではありません。 過疎が進む山間の町ではありますが、バリバリの田舎かと言うとそうでもない。 それが大館市というところです。
イオンスーパーセンター大館店 (駐車場1300台) 全長220メートルもの長さの売り場を持つ総合施設。 いとくショッピングセンター大館 (駐車場1000台) 秋田県内22店舗、青森県内5店舗の27店舗を有するスーパー及びショッピングセンター。大館本社。 北星ボウルアネックス 都市でなければ無い施設が、ボウリング場。 秋田県の施設は、秋田市等4箇所、能代二箇所、大曲一箇所、大館市一箇所の八箇所。 |