価格は等価交換が原則    2022.10..30

原価にちょっとだけ上乗せするのが基本

 

  物に限らず、目に見えない労働も対価の対象であることは言うまでありません。

こんなものかなと思えば不平不満は言いません。 つまり、等価交換が成り立っています。

賃上げ云々言うのは、均衡がとれていないと言う主張です。

例の、ただの箱が5個で3億円。 1個が5千万円とか6千万円、うひゃひゃの世界ですね。

これを金持ちの好事家が買うならまだしも、お役所ですよ。 勿論税金です。


労働というのは、時間当たりの生産量が基本になりますね。

ですから、芸術家やらの作品は製作時間と諸経費で産出されますね。

付加価値という訳の分からない部分が、いわゆる儲けになると思います。


美術館では、著名な作品本物を展示せず、レプリカを展示することも多くあります。

後世まで残すと言う使命においては、必然のことでしょう。

今回のただの箱は、そう言う芸術作品とは全く意を異にしています。

誰でも容易に作り得る、つまり原価が嘘みたいに掛からない。

これは時間のかかる芸術品とは、全く別に議論されなければいけないでしょう。


故人を理由に、再生産が不可能という所に付け入る投資家の世界です。

世に同じものがない、だからこの価格だよ欲しけりゃ出しなさいの世界です。

税金を使う側は、そのような世界に足を踏み出してはいけないと思います。

人の金ですから。


太古の世界から、物々交換による等価交換で人類は発展してきました。

ここに大きな落とし穴があります。

                                                  つづく

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