ＧｏＴｏトラベルによる感染者数は246人だそうな。　先週より44人増えたのだそう。　ＧｏＴｏトラベルの利用者は延べ、5260万人。　

全人口の半分にも迫る数字。

GoTo利用者は「発症」2倍との調査結果を、東大の研究チームが公表。　　国民のみならず、研究者の見解は政府とは随分乖離がありますね。


現在の全国感染者は1日に1500人から2500人。　一カ月で1万人を超える状況が続いています。　ＧｏＴｏトラベルは7月22日以降が対象なので、

5260万人ならば、およそ5カ月。　月割りで1000万人という事になりますね。日割りで35万人となります。　


ＧｏＴｏトラベルの感染者数が246人と言うことは、月割り（5か月）で49人。　日割りで1名以下の0.3人となります。　1日35万人動いて、感染者がほぼゼロと言う

計算になります。　つまりこれが正しい数字ならば、日ごとの感染者数からＧｏＴｏトラベルの利用者数を差し引いた数字が国内の1日の感染者数になる理屈です。

ＧｏＴｏトラベルの客は、コロナのうじゃうじゃ居る空間を掻い潜って旅行して来たと言う事になります。　何とも可笑しな話じゃありませんか。


これらの人々は、公共交通機関を使っている筈で（自家用車はあり得ない）周囲には無関係の人も存在している事は否定できません。

全国ＰＣＲ検査数は11月19日現在で287万人弱なのですよ。　一日あたりでも25000件から多くて38000件程度。　

5260万人、利用者全員ののＰＣＲ検査は、当然ながらやっていません。もう、ここでザルなのです。


それほどに、この246人と言う数字は不可思議な結果ではないでしょうか。　実際、この246人の感染者は、感染が確認された人数でしかありません。

どれだけの潜在感染者が存在するのか、一切言及していません。　氷山の一角であることは、否定できないと思います。


たとえそうでも。積極的に調査することはありません。　獅子身中の虫を起こすことになるからですね。　言わば臭い物に蓋をすると言う事です。

政府としては、何とか経済を回したい。　それが議員の政治生命だからです。　完全な政府のエゴイズムでしょう。　こういう姿勢は、昔からあります。

政府自民党の支持基盤は、自営業やら企業なのですから経済回復が最優先になってしまいます。　政府が6月までＧｏＴｏキャンペーンを延長したい理由は、

間違っても国民の為ではありません。　政権存続の為なのです。


全ての国民にＰＣＲ検査をする、これが必要な事でしょう。　諸外国は感染をゼロ化するために徹底的に検査をしています。

この日本の緩さはどうでしょうか。　検査する機関が少ないとかどうのこうのと言うのは、全て言い訳ですね。　　検査を全ての国民したならば、とんでもない

数字が出ることでしょう。 　沢山出ては困るのです。　責任を問われても、何もできませんから。　


5260万人で246人？　それをどうやって信じろと言うのでしょうか。　富岳でも使って、シュミレーションして下さいな。　

恐ろしい数字が出るのでは？



12月8日東京都感染者　　352人　　　

東京都感染者数推移