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オープンリールテープデッキのテスト

カセットデッキは何とかめどがついたが、オープンリールテープデッキは買い替えるつもりはないので、何とかしなければならない。
問題はヘッドである。かなり減っている。これもまた修理することももう出来ないので、何とか使えるレベルにしないといけない。

再生は六畳オーディオ構築後していたが、録音ほとんどはしていなかった。

そこで、ヘッド回りの清掃、消磁、アジマスの調整を行った。
測定器がないので、FMチュナーのコールトーンと局間ノイズを使用して調整。

400Hzを0VUにして録音、モニターしながらアジマスを0VUになるよう合わせると
局間ノイズ(ホワイトノイズ)では左が3dbから5dbも落ちる。

同様ホワイトノイズに合わせると、400Hzは右が当然オーバーになる。
これは、ヘッドの片減りなので調整は困難。

一旦調整したのを、翌日また最初から調整。左右の差は400Hz、ホワイトノイズ共に
2dbで調整。
現状のFM録音ではまあ問題がないが、往年のテープの再生ではやや高音が出ない
感じは否めない。

これで良いかは、他のテープを聴いてみないと何とも言えない。
   
調整はヘッドホンで、今日はその音をミニスピカーで聴いた。

思いの他良いと言うか、46年も前のFMからの録音とは思えないほどで
感心する。当時はやはり、まともな音を聴いていたんだなと改め理解する。

いまだに動くデッキも凄いし、当時のテープも凄い・・・。

オープンリールテープデッキA-2300SRはスイッチ類が全て動作して問題がない。

接触不良だったテープとソースの切り替えも、接点復活剤でクリーニングして
何度も何度も動作させたら、全く問題なく動作するようになった。

   
   
実は、当時のテープは箱と中身がほとんど一致しない。
おまけに、テープの切り貼り(つなぎ)が多い。

さすがにソニーのSLHテープは本数が少ない。7~8しかない。
TDKのテープは音は良いのだが、猛烈に粉落ちする。これは今も昔も変わらない。
クリーニング液を用意しないで再生は難しい。

これはTDKのSDテープ。ノーマルバイアスで使用くださいとある。それで高域が上がるのでアンプで高域を落として再生をと但し書きがある。

残念ながら、この中身が度の箱に紛れているのかは全く分からない。
   
   
これはソニーのSLHテープとプロフェッショナルテープ。

自宅とあるのは、どうやらカセットからのダビングのようである。
箱と中身はやはり違う・・・。

TDKのデッキにはSLH用のポジションがないので、ややハイ上がりになる筈である。

   
   


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