部屋の大きさを知ろう その2

 
部屋の大きさを実感するのは難しいです。そこで、図面にしてみました。ベッドは120センチ幅、200センチ長さです。(一部110センチ幅もあります。)

※ 私が設計配置したもので、全ての図は実際のホテルではありません。
   トータル畳数広さは廊下。広縁を含めています。

 洋室13.1㎡(7.9畳)と、22.4㎡(13.5畳)  洋室14.71㎡(8.9畳)と、22.4㎡(13.5畳)  
      



ビジネスホテルの14㎡は、こんな感じです。
ワンルームマンションの17㎡相当になります。

22.4平方は、一流ホテルのミニマム相当、ビジネスホテルのスタンダード相当の広さです。
図は、和洋室なので、居室は広くありません。
 洋室15.7㎡(9.5畳)と、22.4㎡(13.5畳)  洋室15.7㎡(9.5畳)と、22.4㎡(13.5畳)  
     


ビジネスホテルの16㎡に近い大きさです。

居室が同じ8畳相当でも、横長と真四角ではどちらも一長一短でしょう。
 洋室26.5㎡(16畳)と、22.4㎡(13.5畳)  洋室29.8㎡(18畳)と、22.4㎡(13.5畳)  
     


比較の元はどちらも和洋室です。
洋室の大きさが変わっただけで、ゆとりが全く違って来ます。

ベッドと壁の距離に余裕があります。

 洋室29.8㎡(18畳)と、22.4㎡(13.5畳)  洋室20.7㎡(12.5畳)と、19㎡(11.5畳)  
     

左は約30㎡の部屋。
比較元の22.4㎡の和洋室に比べ、相当に広く感じます。

ツインルーム30㎡は、
充分な広さと言えます。



右は、
洋室の20.7㎡の例と、
洋室だけの例です。


 洋室22.8㎡(13.8畳)と、19㎡(11.5畳)  和室24.5㎡(14.8畳)と、19㎡(11.5畳)  
     



右は床の間のある標準的な10畳の和室です。

10畳和室の正統派は、この大きさになります。

広縁のない場合もあります。

この図からも分かるように、10畳和室は3人が限界です。
4人なら12畳、5人なら12畳以上ないと狭いです。
 洋室22.8㎡(13.8畳)と、21㎡(12.7畳)  洋室14.4㎡(8.7畳)と、22.3㎡(13.5畳)  
     


右だけベッドサイズが違います。120幅は6畳に入りません。
110幅にしています。


和室6畳の和洋室は、結構多いです。

ベッド幅が110センチでも、14.4㎡の部屋はツインでは狭いです。

本来シングルルームの広さです。

23㎡程度の部屋は。ツインルームでは広く感じません。ベッド2台の存在感大きいです。部屋はほとんどが幅の狭い長方形になります。理由は、横幅を取ると部屋数が多く
とれないからです。このクラスだと、ベッド端から壁までが1メートル程度になります。1.5メートル以上開けるには、35㎡など、より広い部屋が必要です。


それでは、シングルルームの広さはどうなのでしょうか。ビジネスホテルにはシングルルームがありますが、ハイクラスのホテルではシングルルームは
ほとんどありません。一人での宿泊、ビジネスでの宿泊を考えていません。会社の経費にも出張費の規定がありますから、難しいのですね。


 ビジネスホテルのシングルルームの広さ ㎡  一流ホテルのシングルルームの広さ ㎡
 9 18 
 10  19
 10~11  18~19
 11~12  17~24
 13  24
 14~19  
 15  
 24  

  ビジネスホテルのシングルルームの広さは、平均11~14程度。 一流ホテルのシングルルームの広さは、平均19~20程度。
6畳程度と、10畳程度の差があります。

    

左が、9㎡(5.5畳)。

右が、10.5㎡(6.3畳)。


僅かな差ですが、かなり違うように見えます。
なお、ベッド幅は110センチです。


非常に狭いと思って良いでしょう。



※ レイアウト等、実際のホテルではありません。
 



8.8㎡(5.3畳)。

ベッド幅120センチ。

実際のホテルは、長方であることが多いので、作成してみました。

ベッドと壁の距離が、狭いパターンです。

    
一般のワンルームマンションなどは、部屋に凹凸がないので、参考に作り直してみました。


実際の広さは、風呂や物入れも含みますが、ここでは床面積のみとします。
例えば。右の7.4畳の部屋は、12.3㎡ですが、不動産的には、8.6畳、14.3㎡となります。

床面積は、左から、9.8㎡、5.9畳。10.4㎡、6.3畳、11.4㎡、6.9畳。
12.3㎡、7.4畳。


ベッド幅は107センチ。




広さを知る一応の目安としてください。

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TOKYO PHOTOGRAPH by shayuzin 



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