真空管 2002/3/24


きのう秋葉原に行ったんだけど、土曜なので凄い人だった。
アンプが壊れているので、中古のアンプの価格を調べに行ったのです。驚いたのは、真空管のアンプを大量に展示している店があって、本当に驚いた。昔はtokyoなんて見向きもしなかった大型家電販売店のコーナーでです。鉄の塊というか、銅の塊というかなにせそのトランスのバカでかさと真空管・・・。
しかも、というか当然というかその価格のベラボーなこと・・・。う〜んっ、たっけぇ〜。30万から150万位・・・。しかもステレオだと二ついる。プリアンプもいる。CDプレイヤーもいる。しかもすっごく重いCDプレーヤー。もうここは塊のコーナーなんです。しかし・・・。なんでこんなに綺麗なんだろう・・・。金属の塊のうえにガラスの薄い工芸品。ああ・・。
真空管だなあ。 はっきり言って、音は良い。実に透明で耳障りが良い。本当はフラットではないんだけど、人間の耳のラウドネス曲線のような出力が真空管だから、ちょうど良いのかも知れない。 でも100万なんて無理も無理。すぐ隣に二万六千円のプリメインアンプが売り出しだったから私はそっちのほうを買うことにしようかな・・・と思ったのです。
結局目当ての中古屋には希望のものが一万台であったけど17年も前のもの・・・。これから先のことを考えたら、新品のにと決めましたが・・・。 隣の店はスピーカーの自作を専門に売っている店なんだけど、コード類も品が多い。
ここでまた驚いた。コードの価格のこと。ヤマギワに行ってたころコードの高いのがあるのは見て知っていたが、ここのは凄い。1.5メートルで十五万円でありんす・・???。スピーカーコードも同じくらい・・???。ステレオでつないだらコードだけで七十五万円!!!ひぇ〜っ、軽自動車が買える〜。隣の新品アンプが二十八台も買える〜っ。ああ、しかしこのコード、特に接続コードのプラグは凄く美しい。アルミ外装に銅削りだし、ピカピカの純金メッキだ。 tokyoは電線屋で太い銅線を買ってきてスピーカーコードにしているが、実に羨ましいかぎりです。 そこでスピーカーのネットワークのコイルとコンデンサーを買うつもりでいたけど、あんまり高いので中止した。デジタルは特性ではアナログを超えているが、体感では追いついていない。もんもんとして隣に向かうが・・・。以下、次号。

   

  つづく                                                                 東京写真カメラマンのたわごと